小さな悪の華
真っ先に浮かぶのはバクチクである。
「小さな悪の華」という映画を観た。
フランスでは上映禁止になった程内容に問題ありきらしく、
確かに衝撃的過ぎた、が、ごめんなさい、好きだ、こういう作品。
誰に謝ったのかわからぬままの、曖昧謝罪をしてみたわけだが、
退廃的、ロリータ、悪魔、無邪気さと邪道、反カトリック、同性愛、支配欲、
色々なワードが頭に思いつく感想。
そして、何よりも、この映画には、
なんとも言えない「エロさ」が漂っており、身も心もどんより虜になる。
10代の幼い女子(幼いというか思春期まっただ中の13〜16歳くらいですかしら)の
白い下着姿に勝るエロさはないと、個人的には思っておりまして、
この映画はそういう意味で、とにかくエロティック。
少女が大人の男性を誘惑するシーンの表情など、小悪魔っぷり超えての
大悪魔にすらみえる。誘惑された男性も我慢ができればいいものの、
我慢できぬものだから、その後の結果の悲惨たるや、気の毒だ。
もぐらたたきゲームのもぐらを男性器と例えてみると、
ハンマーで叩かれる確率が増えようと、
引っ込んでなんかいられないやいっ!って、くらい
もぐらが一気に穴から顔をだしまくるところをイメージしてもらうと、
少女の誘いっぷりが如何に素晴らしいものか想像できる。
少女自ら自分たちで築き上げた想像の世界で生きる姿が、
愛しさと残酷さとはかなさが入り交じって、
ラストシーンの衝撃さなんて、
なんとも言えぬ美しさがあった。
どういう内容か連想していただき、
是非観ていただきたい映画である。
白い下着に乾杯、そして、白い下着見たら正常心は完敗。
そうだ、フランスへ行こう。