レコードのみぞに飛び込む
日曜日、1人で高円寺の回転寿司屋へ。
時間帯的に店内もすいており、聞こえてくる会話は英語のみ。
外国人のお客様が多いのは、もはや普通の光景か。
炙りサーモン、ツナ巻き、たくあん巻き、ツナ巻きの、ループでごちそうさま。
どれだけ、ツナが好きなのだろうか。
古いレコードプレーヤー故、音がよくないのだけれども、
それすらも最高の音の味だなあと、
美味しいコーヒーを味わう時のようなしたり顔。
「唐獅子牡丹」を聴くと、自然に顔が力み、高倉健の歌声にあわせて、
唐獅子〜牡丹〜と一緒に口ずさむが、低音が出ないので、声に迫力なし。
「昭和残侠伝」の中の二人の姿が、
自分の頭の中で再現される。
何度も何度も聴く。
健様の背中にしがみついても許されるのは、
藤純子さんだけだ。
ああ、また、二人の姿が頭の中で再現される。