大江戸エロス絵巻に寿司をつけたい
ラピュタ阿佐ヶ谷でやっている
「大江戸エロス絵巻」というタイトルのついた中の演目、
「徳川女系罰絵巻 牛裂きの刑」を観てきた。
映画の前に寿司を食してからの、映画コース、
これ、なかなか、いいと思うがどうだろう。
「徳川女系罰絵巻 牛裂きの刑」は、
タイトル通り、刑罰のオンパレードで、
肉片が飛び散ったり、大量の蛇、時には糞まみれになったり、
かなりのグロテスクさ、の中に、笑いもありで、
ところどころ客席からも笑いがもれた。
苦笑に近い部分もあるが。
女性客は、やはり、とても少なかった印象で、ほぼ男性。
牛裂きの刑を、女性が観ると、下半身が痛くなるかもしれない、
というくらい、かなり厳しい刑。
字の通りではあるが、どこを裂かれるのかというのは、
字から想像してほしい。
この映画を観た後は、
レバーとかホルモンとか赤み系の肉を、
食べる気失せる、なんてデリケートな事を言うつもりはなく、
肉片が花びらの如くまいちる様に絶叫が響く様は、まあ圧巻。
カルト映画という言われる映画が大好きなのだが、
どこでも観られるというわけでもないので、
マニアックな特集をくんでくれる、
ラピュタ阿佐ヶ谷はそういう意味では貴重な映画館である。
カルトの素晴らしさは、
さまざまな香辛料をぐっちゃぐちゃに混ぜ合わせると
得られるであろう刺激に近い感覚を得られるから好きだ。
あと、絵の具を大量にごちゃ混ぜにして、何色なのかすらわからない
色ができあがったりする瞬間を観る時の感覚にも近い。
カルト好きの人をカルターとか呼ぶのだろうか、
呼ばないけど、呼んで欲しくはないけど、聞いたこともないけど、
少し、いいかもしれないと思う自分もいる、カルター。