夜のラーメン

残業あがり、時間は22時、ふらっと駅前のラーメン屋。

夜に食べるラーメンを食べ終わった後の罪悪感は、

ついついお腹をさわることで、ひしひし増大。

 

昨日食べたラーメンには、輪切りレモンがはいっており、

濃厚さの中にさっぱりとした後味があった。

レモンにとっても、紅茶や、ジンジャーエールの中にポチャンと

入って涼しい顔して満足していたわけではないだろうけど、

まさか、ドロドロのラーメンスープの中に

入ることになろうとは、青天の霹靂であろう。

 

やはり、思いました。

疲れると、極端に甘いものや、極端にしょっぱいものを

身体が求めてしまう。もう、そこは素直に従ってしまえばいい。

 

ラーメン屋の近くには、スタイルのいい綺麗な女性が数人で、

お客様を呼び込んでいるお店があり、その綺麗なお姉さんがたを尻目に、

自分は、塩分わっしょいの意気込みで、ラーメン屋さん。

塩分女と綺麗な女性は本当に同じ人間なのであろうか。

そして、綺麗なおねえさんは好きですか?

というCMのキャッチコピーをふと思い出した。

 

ひたすら麺をすすることに集中し、半分まで食べたら、

味付け卵を箸でわる。箸でわると、スープが半熟の黄味を

ここぞとばかりに埋めようとする、スープよ、そう焦るでない。

 

そして、後半にさしかかったら、

どんぶりに入っている麺の残量を気にするあたり、

小っちぇぇ人間でもあり、名残り惜しさ故に、スピードダウン。

 

食べ終わり、ごちそうさまをする際、

どんぶりの中に残された、レモンが、

自分は食べてくれないのかと、

スープにぷかぷか浮かんだ状態で恨みがましい視線を、おくってきた。

という、妄想をしつつ、夜のラーメンを満喫したのであった。

 


ふざけるんじゃねえよ / 頭脳警察 - YouTube

残業の日は、この曲を聴いて、電車から夜の景色をみる。

すっきりすっきり。