ギルティな想像力

昨日、初めて赤羽に行ったことを書き、

その後、柳家喬太郎さんの落語を聴いたら、

たまたま赤羽の話題をマクラで話しており、

偶然のタイムリーさに嬉しい気持ちになった。

 


柳家喬太郎【擬宝珠】

 

この噺を聴くたびに、なんとなく、口の中が鉄分で溢れる。

歯医者の器具を口の中に入れられた瞬間の鉄分の味。

ちなみに、歯医者に行ったとき、器具が口に入る、

この瞬間が実は好きだ。

ひんやり鉄分が、口の中に広がる。

非現実感覚がいいですな。

 

先日、映画「ギルティ」を観て来た。

この映画凄い! なにが凄いって、メインは1人の俳優さんだけで、

電話の会話や声や、まわりの音だけで想像力を働かせることになるから。

観る人によって、解釈が異なる映画かもしれない。

 


映画『THE GUILTY/ギルティ』予告編

 

この映画も、落語も、想像力をたくさん働かせ、更に、

そこに独自の世界ができあがるので、本当に面白い。

でも、それを人と共有しあうと、更に、世界が広がり、面白いのでしょう。