田園に死す

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どうですか、この見事な、寺山修司っぷりっぷり。

以前、阿佐ヶ谷の、あるぽらんという店の階段の横に貼られていた

ポスターなのだが、このポスターを見つけた途端、

昔の恩師に再会するくらいの感動を覚えた。

恩師と言ってしまったが、恩がつくほどの師はいないので、

なんか、ちょっと、どの面さげて、恩師と言う言葉を

自分は使っているのかと思うと、背中に芋虫さんが、ゆっくり這うくらいの

こそばゆさを感じる。

もし、背中を這う芋虫さんを手で思いっきり潰したとしたら、

きっと、にぶい汁が出ると思うのだが、その汁が、蛇行しながら

背中一面にしたたり広がると、広がった汁から先生の顔がぽわわんと浮かび上がる、

これは妄想。先生元気ですか。

 

田園に死す、という、寺山修司の映画が大大好きで、

この映画のラストシーンを超える映画は、自分の中では、

そうそう出会えないと思っている。

 

今年は、もう無理かもしれぬが、

来年こそは、恐山に行きたい。

って、ああ、毎年言っているようだ、この台詞。

 

そういえば、最近、

霊という存在や霊感というものを一切信じない知り合いの叔父さまが、

恐山に言った際に、風車がまわる様をみて、

ひやっとした何かを感じたと言っており、

それでも、そういう非現実的なものは信じないと言っておられた。

そこから、霊感とはなんぞや、みたいな討論に発展し、他の方を交えて

深夜の某餃子屋さんで行ったのだが、

討論をする機会があるっていいな。

 

目にみえるものだけが〜、全てではなくって〜、

「感覚」自分が感じるものを大切にしたい派〜〜わたしい〜〜、

なんて、語尾をむやみにのばしてみても、真剣なのだよ。

 


田園に死す Death in the Countryside part 1 - YouTube