大人の新幹線と孤独のグルメ
大人の新幹線を観劇。
友達が前の方の席をとってくれたおかげで、夢みたいな世界を味わってきた。
当日まで、敢えて、一切、出演者や内容の前知識をいれずに行ったところ、
大好き過ぎる星野源がでると知り、暑さで倒れそうなところ、
更に興奮度が増し、血を吹き出して倒れそうになった。
大人計画の舞台では、昔、下北沢で観た「生きてるし死んでるし」というのが
一番個人的に思いいれがある舞台だということを、ふと思い出した。
友達と赤坂を探索するも、なんか、ひたすらお洒落というか、
店内は緑と花だらけという店舗に入り、ミントのソーダとフレンチトーストで、中央線臭の自分からすると、酒落臭くてしかたなし。
唐突に、わたしは、孤独のグルメのファンだ。
なので、主人公の五郎さんの真似をする。
本日は、某餃子屋さんに独りで行き、
ウーロン茶、わかめとレタスサラダ、明太チーズ餃子、中華スープ、
そして、ライスも頼む。だがしかし、ライスまで食べると、さすがにお腹がはち切れそうで、ちょっと休憩だ。
ああ、五郎さんのように、沢山もりもり食べたい。
「いいじゃないか」「白いご飯は最高ですよ」「これこれこれですよ」
なんていう台詞を心で言いながら、ご飯を真剣に食べる。
いただきます、と、ごちそうさまは、声を出して手をあわせて言う。
ご飯中は携帯を一切みない。
すいません、と店員さんを呼ぶ時は、姿勢をただして、手をあげる。
そのあたりは、五郎さんの一挙手一投足を思い出しつつ。
ご飯を真剣に食べるという行為について考えてみると、普段は、そこまで
意識していないことに気がつく。携帯みながら、本読みながら、テレビみながら、
の「ながら食べ」が、当たり前になっている証拠であろう。
帰省で実家に帰る際は、孤独のグルメの漫画を家族にみせ、
ドラマについても、暑苦しく語ってこようと思う。
最後に。
大人の新幹線のポスターを記念にとったら、
後ろの赤坂のビルと空が反射して写り込んだ写真。
なんか、思いのほか、偶然にも幻想的。
現実と虚像の狭間で照りつく太陽がひたすら自己主張。
しかし、そうだ、星野源は不思議な人だ。